青い海。ブルーオーシャーーン
おーい。何遠い目してるよの
暑すぎで海でも行きたいなと思ったら、幻のブルーオーシャンが浮かんできて現実逃避。
幻のブルーオーシャン戦略って?
ブルーオーシャン戦略というのは競争の激しい血で血を洗うレッドオーシャンではなく、未開拓で競争の無いブルーオーシャンをターゲットにすべきという考え方。
個人開発者も先行アプリと真っ向対決するのではなく、ちょっとひねってブルーシャンを狙いがちです。
でもブルーオーシャン=夢の国なんて都合のいい世界はなかなか無くて、変にこじらせてブルーオーシャンだと思っていたところが実は遊泳禁止区域で潮に流されてさようならなんてことも少なくないのです。ああ幻のブルーオーシャン。
個人開発者もって主語でかくね
そうだね。ここからは僕の開発したアプリで具体例を説明するね。
でもその前にそのアプリを公開した当時の2011年の状況の話をさせて。
時代背景もしくはスマホ黎明期
2008年にiPhoneとTwitterというベストパートナーが日本に上陸。最初は色物扱いされていましたが日本でも市民権を得て一気に広がっていったのが2010年。機種でいうとiPhone4の頃。
また2010年というとソニーのXperiaやシャープのIS03などのandroidスマホが出てきた頃でもありました。
縦スクロールが気持ちいいスマホのタッチパネル操作とTwitterのタイムラインはベストマッチで、ガラケー→スマホの流れの中で2ちゃんねる→Twitterの流れも加速したように思えます(※個人の感想です)
Twitter社もマネタイズよりもサービスを大きくすることを考えていたので、開発用のAPIもオープンで無料で使えました。2012年の8月にAPIのバージョンが1.1に変わったときに急に制約が厳しくなり楽園時代は終わるのですが、それはまた別の話。
まとめると
ふむふむ。結構ブルーオーシャンじゃない?
それでも変わり種に走りたくなるのが個人開発者 僕の性
アプリの説明
なんなら王道でも行けそうだった時代。
このあたりをしっかり押さえるのが基本でしょうか。
でも僕の開発した「Twi録β」は一味も二味も違いました。
一応普通にも使えますって。。。
Twitterってテレビ番組とかのイベントに合わせてリアルタイムに盛り上がることも多いけど、当時は会社から帰ってくるのが遅くて録画して見ることが多かったんだ。だから録画番組を見る時間にタイムラインもタイムシフトしちゃえと思ったんだ。
ながらでTweetを見るからオートスクロール
流れが速いと追いきれないからタグクラウド
βはβ版の意味と、ビデオのβ(録)のダブルミーニング
最後のは置いといて、狙いは悪くないような気がしなくもないかな?
それでどうなったの?
教訓
Twi録βは数百DLでした。公開期間は1年弱。
最後のアプリ紹介の文章に当時の気持ちが色濃く残っています。
現在「Twi録β」の二画面コンセプトを引き継ぎ、「録」の機能を取り去ることによって、より普通のTwitterクライアントとして使える「Twiぶら」の方に開発のメインを移しております。
Twi録β ストアの説明文より抜粋
「録」の機能を必要とされない方には「Twiぶら」の方をお勧めします。
まだTwitter自体が熟成していない時代に色物過ぎた「Twi録β」ですが、コンセプト自体は悪くはなかったかなと思ってます。
TVも衰退してきて、人を時間で縛るメディアも減ってきましたが、今話題のメタバースも時間で縛るメディアの一つ。ストック型の情報をタイムシフトしてフロー型の世界にオーバーレイしてなんて方向でワンチャンあるかもなんて(以下略)
幻のブルーオーシャンに気づいて路線を変えたのね。
「録」の機能を外したから名前も変えたけど「Twiぶら」は「Twi録β」の延長にあるんだ。
Twi録βを開発しているうちに伸ばしたい部分が変わったからコンセプトはだいぶ違うものになったけどね。
次回は「Twiぶら」の話をするの?
その前に現在公開中の「Joty」の宣伝を。
お散歩から世界一周まですべてのおでかけ好きに贈るメモアプリ。
AIが自動でタグ付やカテゴリ分けをしてくれるんだ。
ローカル版インスタグラム+Twitter的なところもあるかな。
試してみてもらえると嬉しいな。